「香典ふくさ」ご香典や祝儀袋を包む袱紗(ふくさ)の意味は?また何処で買えばいいの?

急なお通夜や葬式で直前に袱紗(ふくさ)が見つからず困ったことありませんか?

 

袱紗2

 

 

慶弔時に使用する袱紗(ふくさ)は祝儀袋やごご香典袋包んだりと年に数回使う事があります。

先日会社関係の方が他界され、急遽通夜に参列することになりました。

しかし袱紗がありません、親戚の婚礼に参列した時に実家に置き忘れたままでした。

香典袋を包む袱紗が無いとみっともないかななど、どうしようかと困りました。

袱紗を使用しないとマナーを損じる事になり何とかすぐに手に入れたい、インターネットの通販だと様々な種類がありますが、数時間以内には手に入らない。

 

そう言えば袱紗はどこで買えるんだろう、ふだん買い物をしていても袱紗を意識していない事もあってか売っているのを見た記憶がない。

スーツなど販売している場所なら売ってはいると思いますが、コンビニなどでも売っているのでしょうか?

そこで袱紗の意味合いや買える場所、使い方などを調べてみました。

 

 

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袱紗(ふくさ)とは

 

袱紗はお通夜やお葬式のご香典、結婚式などのご祝儀などを持ち歩く場合に、水引が崩れたり袋が汚れたりを防ぐ目的で使われているものです。

それ以上に意味があるのは袱紗を使う事での礼節、ご香典やご祝儀を渡す相手との哀しみや喜びを共有するといった心遣いの意味合いが大きい。

 

 

金封袱紗

 

 

袱紗の買える場所

 

礼服売り場

一番確実に買える身近な場所は礼服などを取り扱っている百貨店などの店舗、洋服の青山などの紳士服専門店など。

 

100円ショップ

ダイソーなどの100円ショップには祝儀袋と同じ場所に置いている事が多い。

 

ドラッグストアー

大きめのドラッグストアーだと種類は少ないですが、祝儀袋などを置いている場所近辺に置いている事が多い。

小さい店舗だと置いていない事も。

 

その他

稀に置いているのが結婚式場や葬儀会館など近辺のコンビニ、普通のコンビニではほとんど取り扱いがありません。

 

袱紗(ふくさ)の由来

 

袱紗は元来貴重品などを収めている箱上にかけられていた風呂敷で、貴重品や贈答品を運ぶ際に日焼けや、汚れ、埃などから守る役割から用いられました。

特に慶弔事の金品などを送る際は、儀礼や心遣いとして黒塗りのお盆などと共に使われました。

 

袱紗の色には意味がある

袱紗は用途によって色を使い分けないといけません、共通で使える色は紫色となります。

 

<慶事色>

紫、赤、オレンジ、ローズ、えんじ、もも、ふじ、金

 

<弔事色>

紫、紺、深緑、緑、うぐいす、灰色、グレー

 

袱紗1

 

 

袱紗の使い方

 

袱紗の種類は大きくわけて現在3種類あり、お祝いお悔やみの場合で包み方が違います。

 

・台付き袱紗

・爪付き袱紗

・金封袱紗

 

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台付き(爪付き)袱紗

<包み方>お祝い、お見舞い

  • お祝い時は爪を右にして袱紗の内側(中心より左側)または台の上に置く。
  • 左側をたたむ
  • 上をたたむ
  • 下をたたむ
  • 右をたたむ
  • 爪を留め糸のある後ろに回し爪をかける

 

<包み方>お悔やみ

1.お悔やみ時は爪を左にして袱紗の内側(中心より右側)または台の上に置く。

2.右側をたたむ

3.上をたたむ

4.下をたたむ

5.左をたたむ

6.爪を留め糸のある後ろに回し爪をかける

 

 

<差し出し方>

袱紗を開き、金封を取り出し袱紗から外した台の上に金封を乗せて差し出すようにする。

*マナーとして注意したいのが金封は先方に向け(先方から見て正面)差し出す。

袱紗台が畳であれば滑らすようにして差し出す。

 

金封袱紗

<包み方>お祝い

右開きで右手で開いた状態で祝儀袋を入れる

 

<包み方>お悔やみ

左開きで左手で開き袋を入れる

 

<差し出し方>

お祝い

1.左手の上に袱紗をのせる

2.右開きで右手で開き祝儀袋を出す

 

お悔やみ

1.右手の上に袱紗をのせる

2.左開きで左手で開き袋を出す

 

最近は若い方を中心に金封袱紗を使用している方が増えました、台付きや爪付き袱紗に比べ扱いが簡易であるのが要因かと思われます。

 

まとめ

 

・袱紗をすぐに購入したい場合は、礼服売り場のある場所や紳士服などの専門店に行く。

・大きめのドラッグストアーであれば置いてあるケースが多い。

・コンビニにはあまり置いていない。

・袱紗は慶弔で使う色が異なるが、紫色は共通で使用できる。

・簡単に使うなら金封袱紗がおすすめ。

 

 

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