最近は何処のスーパーに行っても無洗米は必ずといっていいほど置いています。
そもそも無洗米と白米ならどちらを買ったらお得なのか、またどちらが美味しいのかなど疑問に思った事はありませんか?
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お米が出来る過程
お米が白米や無洗米として商品としてスーパーに並ぶ前の過程を、収穫の段階から追ってみると稲から刈り取り脱穀し籾になります。
籾から殻を剥がす籾摺りをすると玄米となり、玄米の表面から糠を剥がして白米に、白米にする過程を精米と言います。
白米の肌糠剥がし(無洗米加工)を行うと無洗米となります。
稲⇒籾⇒玄米⇒白米⇒無洗米
無洗米と白米の違い
上記の過程からもわかるように白米と無洗米の違いは、無洗米加工されているかどうかになります。
白米は日本人の習慣として古来から米を炊く前にまず研いでいました。
お米を研ぐと言うのは、白米についた「肌糠・はだぬか」を洗い流す工程を言います。
子供の頃大人がお米を洗っているのをみて、何となくそんなものなんだなと思っていましたが、糠を洗い流していたんですね。
無洗米はつまりこの「肌糠」を取った状態で販売されている物です。
無洗米と白米の違いは「肌糠」が白米から分離されているかどうかになります。
多くのメーカーさんから販売されている「無洗米」は水で洗い流しているわけではなく、機械で白米を攪拌させて「肌糠」を白米から分離させています。
肌糠はなぜ研ぎ洗いしてしまうのか
肌糠には水溶性のビタミンがありますが研ぎ洗いをする事で、ほとんどは洗い流されてしまいます。
ではなぜ栄養素をわざわざ洗い流してしまうのでしょうか?
「肌糠」はつまりぬか漬けに使われる「糠」です、糠は独特の臭みがあり更にねっとりしている事もあり、取り除いたほうが美味しいと感じるからです。
価格的にはどちらがお得
実際の手間を考えると、無洗米加工されている無洗米の方が高くなるはずですが不思議と安価な無洗米が目立ちます。
この原因は無洗米には言葉が悪いですが粗悪な米「くず米」を使い流通している場合が考えられます。
このへんからも無洗米は白米よりもまずいと誤解を招いているようです。
単純に同じ品種の同じお米であればどうでしょうか、白米には約3%の肌糠がついています。
これを洗い流せば約97%となり、重量で比べると同じ値段であれば無洗米の方が3%余分に食べられ、かつ研ぎ洗いの手間がかからない、価格が同じであれば無洗米のほうがお得に感じます。
しかし実際高級ブランドの同じお米だと無洗米の方が販売価格は高くなっています。
どちらが美味しいのか
結論から言いますと同じブランドの同じお米であれば、どちらも味には変わりがありません。
注意したいのは水の分量で、白米は軽量してから一度肌糠を洗い流す分若干分量が減ります、つまり白米と無洗米では同じ分量の水を入れると炊きあがりが若干違ってくることになります。(無洗米には白米より若干水を足して炊き上げると同じ炊きあがりになる)
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