年齢を重ねる度に増加が気になる加齢臭、加齢臭のもとの原因は「ノネナール」と言う物質で年齢と共に個人差はありますが増加していきます。
しかしこの臭いはほとんどの人が嫌な臭いと感じているのでしょうか?
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加齢臭の好き嫌い
加齢臭は「古い本」「ロウソク」「青臭いチーズ」のような臭いがします。
しかしこの臭いが大嫌いと言う人はそんなにおおくありません、いったい何故でしょうか?
それは人間の嗅覚の好き嫌いの形成にあり、その要因はそれぞれ幼少期にあるといわれています。
通常嗅覚は3歳~4歳で形成されていきます、この期間におじいちゃんやおばあちゃんと過ごした人は加齢臭を嫌と感じる事はほとんどありません。
幼少期に3世代同居やおじいちゃんやおばあちゃんと接する機会が多いと、加齢臭自体は日常の臭いと脳が覚えて特段不快な臭いと思わなくなるからです。
かつて昭和や平成初期はまだ3世代同居の家も多く、おじいちゃんやおばあちゃんと接する機会に恵まれていた、このころは「加齢臭」などという言葉自体も耳にする事はありませんでした。
臭いの記憶が左右
加齢臭の好き嫌いは幼少期の臭いの体験がカギとなっていたわけですが、少し例外をあげると臭は幼少期過ぎても好きな人の臭いが好きになる事も多いのです。
他人にとっては不快な臭いでも、好きな人の臭いがいったん脳で良い臭いと判断する事でその臭いはその人にとって良い臭いと脳内で書き換えられるためです。
良い臭い嫌な臭いはそれぞれの記憶が左右していきます、人間自体は似たような生活環境で過ごしており、おおむね臭いの好き嫌いは同じような傾向になります。しかし道に落ちている排せつ物であっても犬や猫などは好き好んでかどうかはわかりませんが積極的に嗅ぎにいっても嫌なそぶりはしません。
人間であれ動物であれ「臭いの記憶」がカギとなるわけです。
加齢臭が気になる時代に入る
幼少期の嗅覚体験形成の変化と清潔志向が強くなった現代と合いあまって、歳をとれば誰でも発するこの臭いが気になる人が多くなったとも言えます。
気にするなとは言えませんが年相応に誰にでも起こりうる臭いなので、最低限の日々のケアーが出来ていれば気にしないのが良いかと思われます。