歯周病は歯垢(しせき)などが原因で進行していきます、歯垢は歯周ポケットに溜まった細菌の塊の事で揮発性の化合物が発生し口臭などの原因ともなっています。
歯周病は進行していくと、歯肉炎から歯周炎(歯槽膿漏)へと悪化していきます、進行が進んでしまうと歯が抜け落ちてしまう事も。
では歯周病予防にはどのような事が良いのでしょうか、まず思い浮かぶのは歯磨きではないでしょうか?
もちろん歯磨きは大切なのですが、歯周病の原因菌を増やさないために正しい歯磨き、食生活、生活習慣も歯周病には大きく関連しています。
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歯周病予防に良い行動とは
正しい歯磨き
歯周病は口の中に細菌による感染症です、まずはこれを取り除く事や原因菌を増やさない事が大切です。
歯磨きを行う時に歯の表面だけを磨いて歯磨きを行った気になっていませんか?
いくら表面ばかりを時間かけて磨いても歯周病予防にはつながっていないケースが多い。
歯垢を取り除く事を意識したブラッシング、歯の表面だけではなく「歯周ポケット」つまり歯と歯グキの間(境目)にハブラシを当ててきちんと毛先が当たっているかを意識して行う。
食生活の見直し
食生活で意識したいのは歯周病の抑制になる唾液の分泌量で、唾液には口の中の雑菌などを殺菌してくれる作用があります。
歯周ポケットに溜まっていく雑菌(歯垢)なども唾液を多く分泌する事で抑制します。
硬い食べ物だと噛む回数などが増え唾液の分泌量が増え、柔らかい食べ物中心になると唾液の分泌量が少なくなります。
また硬い食べ物を意識するだけでなく、食べ物の成分等で「良い食べ物」「悪い食べ物」も意識してみて下さい。
良い食べ物
ビタミンC、カルシウム、ビタミンD
・乳酸菌を多く含む食べ物
・ビタミンCを多く含む食べ物
・カルシュウムを多く含む食べ物
・ビタミンDを多く含む食べ物
悪い食べ物
・糖分が多い物
生活習慣の改善
・軽い運動と口の運動
日常生活においてストレスをため込むことは唾液の分泌量にも大きくかかわってきます、日常から軽い運動を行ったり、おしゃべりなどをする事は口の運動にもなりストレスを軽減する効果があると言われています。
・歯科検診
定期的に歯科医によるケアを行ってもらう事が大切です、自分では落としきれない歯石や歯垢をクリーニングしてもらいましょう。
・睡眠をとる
睡眠不足も生活リズムを狂わせ、ストレスになったり唾液分泌量に影響します。