衣類の虫食い・タンスの虫はどこからやってくるのだろうか?

タンスの虫はいったいいつからいるのだろうか、不思議に思った事はありませんか?

しばらく使っていなかった衣類をタンスから出してみると穴が開いている!!

何処かでひっかけたっけ?

などなど不思議に思って服をよく見ると他の箇所にも穴が開いている。

 

あなたもこんな経験はありませんか、穴の原因は虫食いで私も数回被害にあいました。

 

衣類の虫食い
衣類の虫食い

 

 

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どこから侵入してくるのか

 

衣類の害虫はタンスなどで自然発生するわけではなく、外出した時に衣服に付着したままタンスに持ち込まれたり、洗濯したものであっても洗濯物に産み付けられた卵がタンスなどの収納内で孵化してしまいます。

 

虫の活動期間は一般的には春から秋でこの時期が一番被害に合いやすいのですが、家の中は年間を通じて暖かい事が多い為冬の寒い時期でも注意が必要です。

 

 

どんな服が被害にあいやすいのか

 

害虫(幼虫)が一番好んで食べるのは動物性繊維で、つまりシルクやウールなどが一番被害にあいやすい事になります。

 

なかには植物性繊維である麻や綿なども好んで食べる種類の害虫もいるので麻や綿であっても注意が必要。

 

食べこぼしや皮脂(たんぱく質)がついたままの衣類もまた被害にあいやすい。

 

 

虫食いの虫って何の虫?

 

タンスなどに虫が入っていると思うだけで身の毛もよだちますが、虫食いの虫ってどんな虫なのだろうか。

 

・ヒメカツオブブシムシ

幼虫(赤褐色/体調5.5mm程度)

成虫(黒褐色/体調4mm程度)

 

・ヒメマルカツオブシムシ

幼虫(暗褐色/体調4mm程度)

成虫(黒褐色・黄色と白の波紋/体調2.5mm程度)

 

・コイガ

幼虫(エサで筒状のまゆができている/体調6.5mm程度)

成虫(あわい白色/体調7mm程度)

 

・イガ

幼虫(エサでまゆができている/体調7mm程度)

成虫(あわい灰色/体調4.5mm程度)

 

衣類を食べるのは成虫では無く幼虫です。

幼虫の食べ物は繊維やホコリで、家の中は居心地が良いため幼虫から成虫になったとしても家の外には出ず卵を産み付けまた幼虫が発生する。

この繰り返しを何世代もしているなんてこともあります。

 

害虫が活動しやすい3つの条件

 

・害虫の食事(繊維・ホコリ・タンパク質)

・温度(15℃~25℃)

・湿度(60~80%)

 

害虫の食事にたんぱく質(食べこぼし皮脂)なども好まれます、着た衣服などを洗濯やクリーニングせずにそのままタンスにしまうとかっこうの餌食になりかねません。

 

 

防虫剤て効果ある?

 

防虫剤の使い方や収納方法に注意をすれば効果は出やすい。

 

・密閉された空間で使う

・防虫剤の種類を適した場所で使う(~用)*ウォークインクロゼット用等

・防虫剤の位置(防虫剤は空気より重いため上から下へ広がる)

・衣類の詰め込み過ぎに注意(8割収納までが目安)

 

防虫効果
    防虫効果

 

防虫剤は読んで字のごとくになりますが、虫を寄せ付けない防虫効果は期待できますが殺虫効果はありません

 

市販されている防虫剤の多くは服の量ではなく、タンスなどのスペースによって適正使用量が決まります。

同じ大きさのタンスやクローゼットであれば、1着しか衣類を入れていない場合でも20着入れている場合でも同じ量の防虫剤が必要となります。

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

タンスの虫は人が着た衣服に付着してタンスに侵入する事が多い。

衣服などに成虫が直接ついていないとしても、衣服に害虫の卵などが産みつけられていたり、特に洗濯物などを屋外に干した場合にはその可能性がある。

 

防虫剤には一定の効果がありますが、使用方法が間違っていると効果が弱くなる。

 

 

 

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