日本人の口臭がキツいって本当?

ある調査によって、日本に滞在している外国の方(欧米)の100人中約7割が日常ビジネスシーンで日本人の口臭を感じたと回答。

同様の調査では約4割が日本人とキスをしたくない、そして約8割が日本人に対して口内ケア(オーラルケア)を徹底してほしいと回答。

日本人はキレイ好きで臭いに敏感だと思っていた手前、この結果には驚いた方も多かったのではないでしょうか。

 

 

歯のチェック

 

 

 

 

しかし日本人35歳以上の方約8割が歯周病であり、小学生でも約4割が歯周病なのである。

この結果からふまえても日本人は歯周病による口臭が多く発生して当然で、まさに「口臭列島」なのである。

 

 

おすすめ記事

歯周病と口臭の関係、歯周病はどんな臭い?

 

 

 

言われてみると日常生活において身近な人でも「口臭」が気になる人は何人か思い当たる。

あなたの周囲にも口臭が軽微な方から強烈な臭いを放っている方など、それなりにいるのではないでしょうか。

 

 

口臭イメージ

 

 

口臭の原因は歯周病だけではありませんが、歯周病に伴う口臭は日本人がとても多い事を改めて認識させられる調査結果でした。

自分の口臭を自分で感じた時は、周りはもっと臭い(口臭)を感じていると言っても過言ではありません。

 

あなたの口の臭いは大丈夫ですか?

 

 

あなたの口臭はこれが原因かも!口臭で気を付けたい5つの原因と対策(まとめ)

日常生活で口臭が気になった事がありませんか?

自分の口臭、家族の口臭、他人の口臭など日常生活において口臭は気になる存在です。

自分の口臭や、家族や近辺の方の口臭が気になる事は日常で起こりえます、他人の口臭が気になった時、ふと自分の口臭は大丈夫だろうかと思う事も。

 

 

臭いイメージ

 

 

 

 

ここではそんな口臭の主な原因5つと、その対策についてまとめを紹介。

口臭の原因やその予防方法どのように行ったらよいのでしょうか?

 

口臭の原因5選

 

口臭の原因にはいくつかあり、口内のケア不足、歯周病、唾液の分泌の低下、食生活、体調などがあげられます。

口臭の原因は1つではなく複数であることが多く、1つの原因をとり払っても改善されない場合があります。

ここでは口臭の原因の主だったものを見ていきましょう。

 

 

口内のケア不足(舌苔が多い)

 

口内のケア不足としては、正しい歯磨きが出来ていない事や舌苔などのケアが出来ていないなどがあげられます。

舌苔(ぜったい)とは舌についてる白い苔(コケ)のようなもので、これは舌の表面や隙間に着いた細菌や食べかすが溜まった物です。

この雑菌の塊などが発酵する事で口臭となり強い臭いを放ちます。

 

口臭イメージ

 

 

関連記事(舌苔について詳しく知り他はこちらを参照してください)

舌苔(ぜったい)と臭い(口臭)の関係

 

歯周病

 

日本人は歯周病の方が多く35歳以上だと8割の人が歯周病だと言われています、小学生でも4割以上が歯周病です。

歯周病だとどのような臭いがするのでしょうか?

歯周病の臭いは「腐ったタマネギ」「腐ったタマゴ」「生ゴミ」のような臭いがし、日本人の半分以上の人は歯周病からくる口臭の臭いを放っている事となります。

(この臭いは歯周病で発生する揮発性硫化化合物が原因)

 

 

関連記事(歯周病の臭いについて詳しく知り他はこちらを参照してください)

歯周病と口臭の関係、歯周病はどんな臭い?

 

 

唾液の分泌量の低下

 

寝起きや長時間口を閉じた状態が続くと自分の口臭がキツいと感じた事がありませんか?

これは口内の唾液の分泌量の低下によって引き起こされます。

口内の臭いは唾液の殺菌作用によって抑えられ、唾液の分泌量の低下が起ると殺菌作用も低下し口臭の原因につながります。

 

関連記事(寝起きの口臭について詳しく知り他はこちらを参照してください)

寝起きの口臭が気になるあなた(口臭対策)

 

 

食生活

 

食生活と口臭にどのような関係があるのでしょうか?

これは唾液の分泌量にも関連しており、硬い食べ物などは噛む回数が増え唾液の分泌をうながせます、逆に柔らかい食べ物だと噛む回数が減って唾液分泌量などが低下してしまう。

唾液の殺菌能力以外でもアルカリ性食品などは口臭予防に良く、糖分を多く含む食品や香辛料などが多く含まれた食材は好ましくありません。

食生活もまた口臭に大きく関連しています。

 

 

 

体調

 

口臭に異常をきたす要因は、消化不良、肝機能の低下、糖尿病なども関係します、消化不良などで起こる口臭は食べたものが胃や腸などで停滞し、それが異常発酵した事で口臭となって外に出てきます。

 

肝機能の低下が原因だと毒素が分解されずアンモニア臭がし、糖尿病が原因だと甘酸っぱい臭いが発生し口臭や体臭となって現れます。

 

 

 

 

 

 

 

口臭の対策

 

ここでは口臭の主だった原因の5つをみてきましたが、これらの予防対策はどのように行えばよいのでしょうか?

 

口内のケアと歯周病予防

 

口内のケア不足は歯磨きや、舌苔を取り除くといった方法が必要になります。

 

 

口腔内

 

 

 

①正しい歯磨きを行う

歯磨きには諸説ありますが、基本は毎食後や就寝前に時間にして15分程度行う事が良いとされています。

特に歯石の付きやすい箇所は丁寧に行いましょう。

 

②デンタルリンスの使用

歯磨きと併用する事で口臭や歯周病予防にがより効果的になるデンタルリンスの使用をおすすめします。

スーパーやコンビニ、特に薬局にはこれらの商品がズラリとならんでおり有名な商品だと「システマ」「GUM」などがあります。

気になるのが「洗口液」と「液体歯磨き」の違いで洗口液だと普段の歯磨き後に口内をすすぎ使用するタイプ、液体歯磨きは口に含んでブラッシングする、文字通りの液体歯磨きです。

 

どちらにしても一度丁寧な歯磨きを行い歯磨きと併用する事がより望ましいとされています。

 

 

 

関連記事(歯周病予防について詳しく知り他はこちらを参照してください)

歯周病予防には何がよいのか?(歯周病が口臭の原因かも!)

 

舌苔の除去

 

舌苔は口内の食べかすや雑菌のかたまりであり、口臭の大きな要因となっています。

普段歯磨きなどを行っていても舌にある舌苔の除去は難しいのですが、舌用のブラシなども市販されています。

*舌はとてもデリケートに出来ており、歯ブラシなどでこすり取ったりすることは決してして行わないでください

舌専門のブラシであっても使用方法を確認して行いましょう。

 

 

舌ブラシ

 

 

 

唾液分泌量を意識する

 

口臭は唾液の分泌量で左右されます。

就寝中は唾液の分泌量のコントロールは出来ない為、寝起きは口内のケアを行う事が大切です、日常では口を動かすことが効果的です。

おしゃべりをする事やガムを噛んだり、飴をなめたりなど。

おしゃべりが出来ない、ガムや飴を口に含めない環境では舌を定期的に動かしましょう。

 

関連記事(おしゃべりと口臭の関係について詳しく知り他はこちらを参照してください)

適度なおしゃべりは口臭を抑えられる

 

 

食生活

 

食生活では硬い食べものを中心に、噛む回収を増やすことが唾液の分泌につながり口臭予防につながります。

 

・柔らかい食べ物よりは硬い物

・アルカリ性食品が口臭予防に良い

・糖分や香辛料は控える

 

 

関連記事(食生活と口臭について詳しく知り他はこちらを参照してください)

食生活の改善で口臭をケアする

 

 

体調を整える

 

口臭に異常をきたす要因は口内のケアや唾液の分泌量に限った事ではなく、消化不良、肝機能の低下、糖尿病なども関係してきます。

消化不良は胃や腸などに蓄積されたものが消化しきれず発酵し臭いを放ちます、肝機能の低下や、糖尿病なども臭いは違いますが口臭や体臭の原因となります。

基本は規則正しい生活や正しい食生活などになりますが、こちらが原因の口臭は専門医の診察をおすすめします。

 

寝起きイメージ

 

あとがき

 

臭いに敏感な日本人は他人の口臭には敏感でも、軽微な物であれば自分の口臭は気づかない人が多い。

もし自分の口臭が自分で気になったら、間違いなくあなたの周辺の人はあなたの口臭を気にしていると言えます。

口臭はちょっとした食生活や生活習慣で改善できる物もあり、何といっても口内のケアが大切になります。

 

あなたの口の臭いは大丈夫ですか?

 

 

適度なおしゃべりは口臭を抑えられる(口臭と唾液の関係)

おしゃべりをする事無く口を閉じていると、寝起きの時と同じように自分の口臭がきついと感じた事がありませんか?

 

 

口臭イメージ

 

 

 

長時間口を動かさないと口臭がきつくなる原因は?

 

これは就寝中と同じように唾液の分泌が低下し雑菌が増殖や繁殖しやすくなっているからです。

唾液の分泌が低下すれば上記の理由から臭いもきつくなります。

 

長時間ずっと黙っていた後に突然誰かに話しかけられると、あなたの口臭は強くなっているかもしれません。

また自分の口臭がきついかもと意識しすぎる事もストレスを溜めてしまい、結果的に口臭がきつくなってしまいます。

 

 

おすすめ記事

生活習慣と口臭の関係

 

 

口臭対策

 

適度なおしゃべりが唾液の分泌を促す事となり、おしゃべりが可能な条件であれば口臭予防につながり積極的におしゃべりする事は良いとされています。

 

ではおしゃべりが制限されている場所や時間はどのような事に意識していけばよいのでしょうか?

おしゃべり意外に口を動かす方法では、ガムをかんだり飴を舐めたりする事で口を動かしましょう。

またガムや飴などが無い場合やそぐわない場所であれば、口内を動かすのが良いとされています。

 

・上下の歯をかみ合わせカチカチ鳴らす

・口内で舌をぐるぐる10回程度回す

 

 

まとめ

 

あまり知られていませんが、日常でおしゃべりをする事は自然と口臭予防につながっています。

適度なおしゃべりをする事で口臭はおさえる事ができ、逆を言えばあまりしゃべらないと唾液の分泌がおさえられ口臭はどんどんきつくなります。

おしゃべりが出来ない環境であれば飴やガム、口内の軽い運動を意識する事で口臭予防につながります。

自分の口臭が自分でキツイと感じたら、周囲の人はあなた以上にあなたの口臭を感じていると考えて良いでしょう。

 

 

食生活の改善で口臭をケアする

口臭の原因は歯周病・舌苔・生活習慣などが大きくかかわっており、口臭予防には食生活の改善も重要なポイントとなります。

 

臭いイメージ

 

 

 

 

唾液が雑菌を減少させる

 

食生活で意識したいのは歯周病の抑制になる唾液の分泌量です、唾液は口の中の雑菌などを殺菌してくれる作用があります。歯周ポケットに溜まっていく雑菌(歯垢)なども唾液を多く分泌する事で抑制します。

つまり唾液を多く分泌できる食生活が口臭ケアのポイントになります。

 

雑菌減少イメージ

 

 

おすすめ記事

歯周病予防には何が良いのか(歯周病が口臭の原因かも!)

 

唾液を多く分泌できる食生活は?

 

硬い食べ物や食物繊維質の食材を多くとる

歯ごたえのある硬い食べ物や、食物繊維などを多く含む食材は噛む回数などが増え唾液の分泌量も増加します、柔らかい食べ物中心になると唾液の分泌量が少なくなります。

硬い食べ物を意識するだけでなく、食べ物の成分等で「良い食べ物」「悪い食べ物」も意識してみて下さい。

 

アルカリ性食品の摂取

 

アルカリ性食品も口臭予防には有効で、食品の種類としては「ナトリウム」「カルシウム」「カリウム」を多く含んでいる緑黄色野菜や海藻類です。

野菜などの摂取が難しければ、これらを多く含む青汁や野菜ジュースなどの葉緑素飲料を習慣的に飲むことが良いとされています。

 

控えたい成分

 

塩分や糖分や香辛料を多く含むものは控えましょう、特に香辛料などは刺激や臭いの強い食品はできるだけ控えた方が口臭予防につながります。

 

体内環境を整える

 

体内環境が整っていなければ、胃腸内で異常発行を起こして臭いの物質が発生してしまい、肝臓や腎臓がそれらを除去しきれなくなり、結果口臭や体臭となってあらわれる可能性があります。

 

まとめ

 

口臭予防で意識したい食生活は毎日規則正しい食生活を送る事が基本です。

食生活を見直し栄養バランスを考え、できるだけ多種多様の食品を取り、胃腸などの負担も考慮し腹八分目にとどめておくのが好ましいとされています。

よく噛むことで唾液の分泌量を増加させ殺菌作用をより有効にしていきましょう。

 

・規則正しい食生活

・硬い食品をよく噛んで食べる(唾液の分泌増加)

・野菜など食物繊維が多い物を摂取する

 

 

寝起きの口臭が気になるあなた(口臭対策)

朝起きると自分の口臭が気になる、また家族の口臭が気になる事がありませんか?

そう!寝起きは口臭のピークとなります,あなたは口臭対策していますか!

 

 

寝起きイメージ

 

 

 

寝起きの口臭がキツイのはなぜ?

 

ほとんどの方が朝起きた時に口内のネバネバが気になったり、非常に不快な臭いがすると感じた事があると思います。

自分で自分の口臭を感じたら、同居している家族や周囲の人間はあなたの口臭をあなた以上に感じていると考えて良いでしょう。

 

寝起きの口臭はなぜキツイのでしょうか、主な原因は唾液の分泌量にあります。

唾液には口内の雑菌を抑制するリゾチームと言われる酵素が含まれ、これが細菌を溶かし撃退してくれています。

 

唾液の分泌量が減ってしまうと、この効果が薄れ口内の雑菌が増殖されていきます。

寝起きの口臭がキツイのはこの唾液の分泌量が少なくなり殺菌力が低下するからです。

 

唾液の分泌量などには個人差があり、当然雑菌による口臭も人によって差が出ます。

しかし寝起きの口臭がキツイのは唾液の分泌量意外にもケア不足などの要因があります。

 

 

寝起き口臭の要因

 

<唾液分泌量の低下>

・就寝中

・不規則な食生活

・ストレスの増加

 

就寝中は唾液の分泌量が低下し、不規則な生活やストレスなども分泌量の低下につながります。

 

<ケア不足>

 

・就寝前の歯磨きが雑

・舌苔の蓄積

・口内の乾燥

 

就寝前の歯磨きが雑になってしまうのも、寝起きの口臭原因となります。

就寝前の歯磨きは最低でも15分程度の時間をかけ歯周ポケットを中心に行いましょう。

 

 

 

舌苔は口内の食べかすや老廃物や最近が蓄積されています、舌苔の除去は専用の舌磨きを使って行いましょう。

舌はデリケートにできています、舌苔の除去に歯ブラシなどは使用しないでください。

 

舌ブラシ

 

口内の乾燥は自律神経でコントロールしています、就寝前にパソコンやスマートフォンを過度に利用した状態だと自律神経の乱れをきたしやすい傾向になり、口内の乾燥を起こしやすくなります。

 

寝起き口臭対策

 

基本は歯磨きを念入りに行う事(15分以上)ですが、舌苔除去に専用の舌磨きなどの道具を使用し舌苔の除去ケアーを行い、仕上げには殺菌作用のある薬用マウスウォッシュなどを使用すると良いでしょう。

 

おすすめ記事

舌苔(ぜったい)と臭い(口臭)の関係

 

 

舌苔は体調面などでも多く作用してしまうため、就寝前のケアをしっかりしていても口臭がきつければ、体調(特に胃腸)などの不調を疑って方がよいかもしれません。

 

就寝前には軽く水分を補給し、ゆったりした状態で副交感神経を優位にし就寝しましょう。

就寝前の過度なスマホなどの使用は行わないようにしましょう。