食生活の改善で口臭をケアする

口臭の原因は歯周病・舌苔・生活習慣などが大きくかかわっており、口臭予防には食生活の改善も重要なポイントとなります。

 

臭いイメージ

 

 

 

 

唾液が雑菌を減少させる

 

食生活で意識したいのは歯周病の抑制になる唾液の分泌量です、唾液は口の中の雑菌などを殺菌してくれる作用があります。歯周ポケットに溜まっていく雑菌(歯垢)なども唾液を多く分泌する事で抑制します。

つまり唾液を多く分泌できる食生活が口臭ケアのポイントになります。

 

雑菌減少イメージ

 

 

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唾液を多く分泌できる食生活は?

 

硬い食べ物や食物繊維質の食材を多くとる

歯ごたえのある硬い食べ物や、食物繊維などを多く含む食材は噛む回数などが増え唾液の分泌量も増加します、柔らかい食べ物中心になると唾液の分泌量が少なくなります。

硬い食べ物を意識するだけでなく、食べ物の成分等で「良い食べ物」「悪い食べ物」も意識してみて下さい。

 

アルカリ性食品の摂取

 

アルカリ性食品も口臭予防には有効で、食品の種類としては「ナトリウム」「カルシウム」「カリウム」を多く含んでいる緑黄色野菜や海藻類です。

野菜などの摂取が難しければ、これらを多く含む青汁や野菜ジュースなどの葉緑素飲料を習慣的に飲むことが良いとされています。

 

控えたい成分

 

塩分や糖分や香辛料を多く含むものは控えましょう、特に香辛料などは刺激や臭いの強い食品はできるだけ控えた方が口臭予防につながります。

 

体内環境を整える

 

体内環境が整っていなければ、胃腸内で異常発行を起こして臭いの物質が発生してしまい、肝臓や腎臓がそれらを除去しきれなくなり、結果口臭や体臭となってあらわれる可能性があります。

 

まとめ

 

口臭予防で意識したい食生活は毎日規則正しい食生活を送る事が基本です。

食生活を見直し栄養バランスを考え、できるだけ多種多様の食品を取り、胃腸などの負担も考慮し腹八分目にとどめておくのが好ましいとされています。

よく噛むことで唾液の分泌量を増加させ殺菌作用をより有効にしていきましょう。

 

・規則正しい食生活

・硬い食品をよく噛んで食べる(唾液の分泌増加)

・野菜など食物繊維が多い物を摂取する

 

 

寝起きの口臭が気になるあなた(口臭対策)

朝起きると自分の口臭が気になる、また家族の口臭が気になる事がありませんか?

そう!寝起きは口臭のピークとなります,あなたは口臭対策していますか!

 

 

寝起きイメージ

 

 

 

寝起きの口臭がキツイのはなぜ?

 

ほとんどの方が朝起きた時に口内のネバネバが気になったり、非常に不快な臭いがすると感じた事があると思います。

自分で自分の口臭を感じたら、同居している家族や周囲の人間はあなたの口臭をあなた以上に感じていると考えて良いでしょう。

 

寝起きの口臭はなぜキツイのでしょうか、主な原因は唾液の分泌量にあります。

唾液には口内の雑菌を抑制するリゾチームと言われる酵素が含まれ、これが細菌を溶かし撃退してくれています。

 

唾液の分泌量が減ってしまうと、この効果が薄れ口内の雑菌が増殖されていきます。

寝起きの口臭がキツイのはこの唾液の分泌量が少なくなり殺菌力が低下するからです。

 

唾液の分泌量などには個人差があり、当然雑菌による口臭も人によって差が出ます。

しかし寝起きの口臭がキツイのは唾液の分泌量意外にもケア不足などの要因があります。

 

 

寝起き口臭の要因

 

<唾液分泌量の低下>

・就寝中

・不規則な食生活

・ストレスの増加

 

就寝中は唾液の分泌量が低下し、不規則な生活やストレスなども分泌量の低下につながります。

 

<ケア不足>

 

・就寝前の歯磨きが雑

・舌苔の蓄積

・口内の乾燥

 

就寝前の歯磨きが雑になってしまうのも、寝起きの口臭原因となります。

就寝前の歯磨きは最低でも15分程度の時間をかけ歯周ポケットを中心に行いましょう。

 

 

 

舌苔は口内の食べかすや老廃物や最近が蓄積されています、舌苔の除去は専用の舌磨きを使って行いましょう。

舌はデリケートにできています、舌苔の除去に歯ブラシなどは使用しないでください。

 

舌ブラシ

 

口内の乾燥は自律神経でコントロールしています、就寝前にパソコンやスマートフォンを過度に利用した状態だと自律神経の乱れをきたしやすい傾向になり、口内の乾燥を起こしやすくなります。

 

寝起き口臭対策

 

基本は歯磨きを念入りに行う事(15分以上)ですが、舌苔除去に専用の舌磨きなどの道具を使用し舌苔の除去ケアーを行い、仕上げには殺菌作用のある薬用マウスウォッシュなどを使用すると良いでしょう。

 

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舌苔は体調面などでも多く作用してしまうため、就寝前のケアをしっかりしていても口臭がきつければ、体調(特に胃腸)などの不調を疑って方がよいかもしれません。

 

就寝前には軽く水分を補給し、ゆったりした状態で副交感神経を優位にし就寝しましょう。

就寝前の過度なスマホなどの使用は行わないようにしましょう。

 

 

 

舌苔(ぜったい)と臭い(口臭)の関係

舌のぬめりが気になった事はありませんか、これは舌の上に着いた白い苔のようなもので舌苔(ぜったい)と言います。

舌苔(ぜったい)は舌の表面や隙間に細菌や食べかすなどが溜まった汚れとなり、臭い(口臭)の元ともなります。

 

 

口腔内

 

 

口臭自体の原因は様々ありますが舌苔も臭い(口臭)の原因の1つとなります、舌苔の付着が気になったっら口臭に気を付けた方がいいかもしれません。

 

 

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生活習慣と口臭の関係

 

 

舌苔(ぜったい)による臭い(口臭)

 

この口臭は揮発性硫化化合物のVSCと言う物質が原因で、古くなった細菌や唾液、食べかすに含まれるたんぱく質やアミノ酸を分解して作られてしまいます。

舌の表面には白~淡黄色の苔のような物が付着し口臭として吐き出されてしまいます。

 

舌苔(ぜったい)の原因

 

どのような人でも舌苔(ぜったい)は見られ、個人差がありますがまず原因を見ていきましょう。

 

・口内の衛生状況が悪い

歯磨きなどが正しい方法でなされていなかったり、加齢などで表面の角質化が進んでしまうと口腔内の皮が剥がれて舌の上に溜まってしまうと舌苔となってしまいます。

舌はとてもデリケートになっています、舌苔を誤った方法で取り除いたりするのも逆効果となり注意が必要(×歯ブラシなどで舌を強く磨くと舌を傷つけれしまう)

 

 

 

・唾液分泌量の減少

唾液量が減少すると舌苔が増加傾向になります、舌の動きや機能の低下などでも唾液分泌量はは変化します。

*おしゃべりなどは舌の運動量が増え良いとされています。

 

・口内の乾燥

口内が乾燥する事で唾液の分泌量が減ってしまい唾液による殺菌作用が弱まってしまいます。

乾燥の原因は強いストレスや口を開けた状態が長く続く状態、無意識に口が半開きになっているなどは乾燥しやすく舌苔が増加し口臭などが発生しやすい。

 

・体調、特に胃腸の状態が悪い

体調、特に胃腸の状態は免疫力に作用し、その状態は舌に現れるとされています。

 

 

舌苔(ぜったい)減少させるには

 

舌苔を減少させる方法は大きく2つ、舌苔の付着を予防する事と舌苔を除去する事です。

 

舌苔付着の予防方法

 

・食べ物をよく噛む

・定期的に水分摂取する

・ストレスを溜めない

・正しい歯磨きを時間かけて行う(特に就寝前)

・定期的に口を動かす(おしゃべりなど)

・睡眠時間をとる

・体調(胃腸)の状態に気を付ける

 

舌苔を除去する

 

舌苔の除去には注意が必要です、無理に歯ブラシなどでこすってしまうと粘膜が剥がれてしまい逆効果になり、舌苔が厚くなる原因を作ってしまう事もあります。

 

舌苔専用のブラシやガーゼなどで極力やさしく行ってください。

 

 

歯周病予防には何がよいのか?(歯周病が口臭の原因かも!)

歯周病は歯垢(しせき)などが原因で進行していきます、歯垢は歯周ポケットに溜まった細菌の塊の事で揮発性の化合物が発生し口臭などの原因ともなっています。

歯周病は進行していくと、歯肉炎から歯周炎(歯槽膿漏)へと悪化していきます、進行が進んでしまうと歯が抜け落ちてしまう事も。

 

 

歯周病

 

 

 

 

では歯周病予防にはどのような事が良いのでしょうか、まず思い浮かぶのは歯磨きではないでしょうか?

もちろん歯磨きは大切なのですが、歯周病の原因菌を増やさないために正しい歯磨き、食生活、生活習慣も歯周病には大きく関連しています。

 

 

歯のチェック

 

 

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歯周病予防に良い行動とは

 

正しい歯磨き

 

歯周病は口の中に細菌による感染症です、まずはこれを取り除く事や原因菌を増やさない事が大切です。

歯磨きを行う時に歯の表面だけを磨いて歯磨きを行った気になっていませんか?

いくら表面ばかりを時間かけて磨いても歯周病予防にはつながっていないケースが多い。

歯垢を取り除く事を意識したブラッシング、歯の表面だけではなく「歯周ポケット」つまり歯と歯グキの間(境目)にハブラシを当ててきちんと毛先が当たっているかを意識して行う。

 

 

 

 

 

食生活の見直し

 

食生活で意識したいのは歯周病の抑制になる唾液の分泌量で、唾液には口の中の雑菌などを殺菌してくれる作用があります。

歯周ポケットに溜まっていく雑菌(歯垢)なども唾液を多く分泌する事で抑制します。

硬い食べ物だと噛む回数などが増え唾液の分泌量が増え、柔らかい食べ物中心になると唾液の分泌量が少なくなります。

また硬い食べ物を意識するだけでなく、食べ物の成分等で「良い食べ物」「悪い食べ物」も意識してみて下さい。

 

良い食べ物

ビタミンC、カルシウム、ビタミンD

・乳酸菌を多く含む食べ物

・ビタミンCを多く含む食べ物

・カルシュウムを多く含む食べ物

・ビタミンDを多く含む食べ物

 

悪い食べ物

・糖分が多い物

 

 

生活習慣の改善

 

・軽い運動と口の運動

日常生活においてストレスをため込むことは唾液の分泌量にも大きくかかわってきます、日常から軽い運動を行ったり、おしゃべりなどをする事は口の運動にもなりストレスを軽減する効果があると言われています。

 

・歯科検診

定期的に歯科医によるケアを行ってもらう事が大切です、自分では落としきれない歯石や歯垢をクリーニングしてもらいましょう。

 

・睡眠をとる

睡眠不足も生活リズムを狂わせ、ストレスになったり唾液分泌量に影響します。

 

 

 

歯周病と口臭の関係、歯周病はどんな臭い?

人の口臭は気になるものです、歯周病になっているとどのような臭いがするのでしょうか。

口臭の原因はいくつかありますが歯周病などでも口臭は発生します。

自分の口臭は自分では気づきにくいものですが、あなたは大丈夫ですか?

 

臭いイメージ

 

 

 

 

 

日本人の7割~8割が歯周病

 

日本人はどのくらいの人が歯周病なのでしょうか、小学生だと約4割、35歳以上だとなんと8割以上が歯周病と言われています。

歯周病は中高年の病気だと思われがちですが、若い方でも歯周病の方は多いのが現実です。

 

 

歯周病はどんな病気?

 

「歯周病」とはどのような病気なのでしょうか、歯周病と言った言葉はよく耳にしますが実は歯周病について詳しく答えらえられる方は多くありません。

歯周病とは歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」に溜まった細菌の塊、つまりこの塊の事を「歯垢(しせき)」といいます。

歯垢はよく耳にする言葉でもありますが、読んで字のごとく「歯の垢(あか)」歯に溜まった垢の事です。

歯周病はこの歯垢から出てくる毒素などににより歯を支えている「歯ぐき」や歯自体の組織に炎症などが起る病気の総称となります。

 

炎症が歯ぐきだけにある状態の事を「歯肉炎」炎症が進行し歯を支えている骨が破壊された状態を「歯周炎」と言います。

症状が進行すると口臭だけでなく歯が抜け落ちてしまう場合があります。

 

 

「歯肉炎」と「歯周炎(歯槽膿漏)」

 

歯周病

 

 

歯肉炎

 

歯肉炎は歯ぐきに赤みを帯びたり、歯ぐきが赤く膨らんでぷよぷよした状態となります。

歯磨きなどで出血などしやすい状態です。ブラッシングなどで出血があったとしても丁寧な歯磨きや歯間清掃などで症状を改善する事ができます。

 

 

 

歯周炎(歯槽膿漏・しそうのうろう)

 

歯肉炎が進行していくと歯ぐきの炎症が歯を支えている組織が破壊されていきます、歯ぐきが赤紫色になったり、歯ぐきから血や膿みが出る、歯ぐきが退縮していき歯が長く見える、強い口臭が発生する。

 

 

歯周病のはどんな臭い?

 

歯周病の臭いはどのような臭いなのでしょうか。

歯周病は「歯垢」内から増殖した歯周病の原因菌が揮発性の硫黄化合物を発生放出させる事で起こります。

歯周病に伴う口内から発生する(揮発性の硫黄化合物)臭いは主に3種類の臭いがあります。

 

 

腐った玉ねぎのような臭い

 

歯周病の中で最も多い臭いを発生させているのがこの臭い、この臭いの原因は「メチルメルカプタン」揮発性硫黄化合物から発せられる臭いです。

「メチルメルカプタン」は毒性が強く口臭の原因だけでなく、歯周病を悪化させる大きな要因にもなっています。

 

 

卵が腐ったような臭い

 

歯周病に伴う口臭の原因で2番目に多いのが「卵が腐ったような臭い」この臭いは「硫化水素」が原因です。

「硫化水素」は歯垢や舌の汚れからも発生しているので、硫化水素の発生を抑えるには歯周病の予防と舌の汚れのケアも必要になります。

 

 

生ごみのような臭い

 

生ごみのような臭いは揮発性硫化化合物の「ジメルサルファイド」が原因です。

「ジメルサルファイド」は歯周病で発生する以外にも、肝臓や消化器系の疾患などでも発生が考えられます、歯周病ではないのに口臭からこの臭いがしたら全身疾患なども疑った方が良いと思われます。